最初は行きつけの飲み屋さんでさばいてもらっていた
最近ハマった趣味、それは釣りだ。
週末が待ち遠しい理由の一つになっているんだけど、釣りから帰ってきたらいつものルーティンがある。
それは、行きつけの小さな飲み屋さんで魚をさばいてもらうこと。
この飲み屋さん、店主が昔漁師だったこともあって魚の扱いが本当に上手い。
釣った魚を持って行くと、「お、今日もいい獲物じゃないか」と笑顔で迎えてくれる。
そして、その場でさっと魚をさばいてくれるんだ。
このルーティンは、釣りを始めたころに偶然この店を訪れたことから始まった。
最初はただの飲み屋さんと思っていたけど、店内に飾られた漁具や海に関する写真が目を引いた。
話してみると、店主の漁師時代の話が面白くてつい長居してしまったんだよね。
その日、偶然釣りたての魚を持っていたから「さばいてみようか?」と提案されたのがきっかけで、今に至る。
それからは、釣った魚をさばくためにこの店に足を運ぶようになったんだ。
釣った魚を自分でさばくように
行きつけの飲み屋さんで魚をさばいてもらうたびに、いつしか自分でもその技術を身につけたくなった。
釣り上げた魚を自分の手でさばいてみることで、その魚ともっと深く向き合える気がしたし、自分でさばいた魚を食べることには特別な喜びがあるように思えたから。
そんなわけで、魚をさばくための基本的な手順や必要な道具について学び始めたんだ。
まずは、道具をそろえることから始めよう。
といっても、魚をさばくには、まな板と包丁(出来れば魚をさばく専用の包丁)があればなんとかなる。
大切なのはその準備で、包丁はしっかりと研いでおくこと、これが綺麗にさばくための秘訣の一つ。
作業を始める前に、ウロコや内臓を取り出す際に出る汁が周囲に飛び散らないように、新聞紙やビニールシートなどをまな板の下に敷いておこう。
さばき方の基本は、まず魚の腹を開いて内臓を取り除くことから始まる。
腹部に沿って包丁を入れ頭の下から尾に向かってそっと切り込みを入れるが、この時、切り込みは深すぎず内臓を傷つけないように注意したい。
内臓を取り出した後は、魚の内側を再度水で洗い流して綺麗にする。
次に魚の頭を落とし、背骨に沿って包丁を入れて身を二つに開く。
ここまでくれば、あとは魚の種類に応じて身をほぐしたり、切り分けたりしていくだけだ。
見た目は不細工でも自分でさばいた魚はおいしさも格別
実際に自分で魚をさばいてみると、最初は思うようにいかないことの方が多い。
不細工になってしまうこともしばしばだけど、そんな過程も含めてすべてが楽しい経験だ。
何より、自分でさばいた魚は格別の味がする。
釣りを趣味にしてからというもの、食に対する感謝の気持ちがぐんと深まったように思う。