バイク(HONDA)と車(HONDA)と仕事が大事

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生産終了になるセロー250を惜しむ

セロー

ヤマハ・セロー250の概要

ヤマハ・セローが、この世に産声を上げたのは、今から36年ほど前の1985年のことであった。
マウンテントレールのコンセプトを持つセローは、当時はまだ225CCのバイクだったのだ。
セローという意味は、カモシカの意であり、獣道を身軽に長距離走り抜くといったイメージで、作られたものであるという。

確かに、これまでのオフロードタイプのバイクとは、一線を画すものであり、スタイリッシュなボディは、当時の若者の間で絶賛されたほどである。
長きにわたり、バイクファンを魅了したセローだが、その35年の歴史が製造終了してしまったのは、別に惜しいことである。
これまでのたくましい走りと、しなやかなフットワークはもう見られないのだと、悲しむファンも多いという。

ファイナルエディションについて

セロー最大の特徴は、初心者の若者からベテランのものまでを、深く魅了したことにある。
2020年を最後に、ヤマハ・セロー250FINAL EDITIONが、最終形態の機種となるのだが、長きにわたり支持してきたファンたちにとっては実にさみしいことだ。
セロー最後となるFINAL EDITIONだが、当時の面影そのままに、ハイパワフルな走りはそのまま残されている。

高性能で、どんな悪路でも走り負けない性能は、あらゆる場所でも生かされているのだ。
事実、このセロー250は、東京消防庁や警察庁でも採用されており、消防庁では防災仕様車両として、消防活動で活躍している。
そして警察庁では、緊急時の負債状況情報活動に使用される、災害時活動仕様車両なのだ。

スペック

『SEROW FINAL EDITION』
エンジン形式:空冷・4ストローク・SOHC・2バルブ
排気量: 249cc
最高出力:14kW(20PS)/7,500r/min
最大トルク:20N・m(2.1kgf・m)/6,000r/min
シート高:830mm

車両重量:133kg
燃料タンク容量:1.40L
タイヤサイズ(前):2.75-21 45P(チューブタイプ)
タイヤサイズ(後):120/80-18M/C 62P(チューブレス)

ヤマハ・セロー250の魅力

2020年7月で、生産終了する事になったヤマハ・セロー250だが、その人気はいたって健在である。
セロー250の魅力は、初心者からベテランまで、愛されていることからもお分かりのように、軽量でとても乗りやすく、とりまわしも楽だという点だろう。
セロー250といえば、オフロードバイクのイメージが強いが、実際にはオンロードでも軽快に走ってくれる。

エンジンは粘り強く、燃費の良さもセロー250の自慢だ。人気車種だけあって、パーツが豊富なのも、このセロー人気を押し上げるのに役立っていた。
残念なことに、いったん生産は終了されてしまうが、ファンとしては再び出会うことを待ち望んでいる。